~*~*~*~ 『イロトリドリ』とは ~*~*~*~*~*~*~*~
流産・死産・乳児死・人口死産などで小さな赤ちゃんとお別れしたご家族の寄り添いを目的に立ち上げたボランティアグループです。
(中略)我が子を失う悲しみを知る当事者として、何かできることはないだろうか、自分が住んでいる島根県にも他県のように支援グループを作ることができないだろうか そんな思いでイロトリドリを立ち上げることを決めました。
~*~*~*~ 代表者 やまね よしこ さんのHPより~*~*~*~
やまねさんは次男さんを妊娠9ケ月で早産。生後10分後に腕のなかで我が子を看取ったそうです。高齢者施設のケアポートがなぜ、赤ちゃんの死を?
それは『グリーフケア』だからです。
令和5年度から、よしだ福祉会では『グリーフケア わかち愛』を始めました。その取り組みから、やまねさんとつながりができました。高齢者も赤ちゃんも残された家族へのグリーフケアは大切であり、いろいろな形があることを知りました。
『イロトリドリ*ちいさなベビー服をつくる会*』は私たちでも参加できる縫物ボランティアの活動。やまねさんからも背中をおしていただいて無事に開催いたしました。
当日浜田から駆けつけてくださったやまねさんから『イロトリドリ』の説明を聞いたり、ペリネイタル ロスのビデオ(聖路加看護大学)を見たり。流産、死産を経験したご家族への想いに気持ちを馳せました。
「では、早速つくりましょう。」やまねさんに切って持ってきていただいていた布を一セットずつ手に取りました。
作るのは長さ10センチのSSサイズのベビー服。「まあ~かわいい♡」。しかし、平均年齢〇〇歳。針を持つのも久しぶり「糸が通らん!」「糸通し使って!」「糸通しが穴に入らん!」そんなやりとりも飛び交いながら、慣れくると黙々と運針あるのみ。なんとか8組の帽子と産着が完成しました。
やまねさんは「お腹の子供が病気がわかって長くないかもと言われたとき、家族で相談しました。自然に…無理な延命せずに…と。自分や我が子にこんな事が起こるなんて考えてもいなかったし、家族で話しあいをするのもつらかった。」
「急に産まれてしまって、準備が間に合わなくって。小さい息子に着せる服もなくてぶかぶかの新生児服を着せた。かわいいと言ってくれた人もいたけど、自分はそれが心残りだっや。10カ月育てられなくてごめんね。と謝った」
お母さんがどの服を着せてあげようかと選ぶことができるように『イロトリドリ』に服を準備してあげたいとの想いだそうです。
やまねさんの言葉を聞きながら、高齢者の看取りもご本人ご家族のためにと考えているのか、自分たち本位のケアをしていないか。。。 ACPの大切さなど“おいでカフェ”のコーヒーと手作り“鬼まんじゅう”を食べながら考えてしまいました。(結局女子会でした)